恵庭市街の街並みを一望できる小高い丘の上に、特別養護老人ホーム・地域密着型特別養護老人ホーム・デイサービスなどの既存施設があり、それらにユニット型地域密着型特別養護老人ホームを増築する計画です。
外観は既存施設とは異なる雰囲気でありながら全体として調和するよう、既存施設の外観色の1色である茶色を窓廻りにポイント色として取り入れ、全体の色をダークグレーとし重厚感のある配色としました。玄関に近接して地域交流スペースと中庭を設け、入所者のレクリエーションや地域住民の活動の場として多様な使い方ができる空間としています。
15人と14人の2ユニットとし、ユニットの中心に共同生活室を設けました。各居室には、2室に1か所の車いす対応のトイレを設け、居室から直接出入りできる計画とし、入所者の使いやすさに配慮しています。
入所者の食事や他の入所者との交流など日々の暮らしの中心となる共同生活室には吹抜けを設けるとともに北側にハイサイドライトを設置し、開放的で明るい空間となるよう配慮しました。