本計画は1階に特別養護老人ホーム40床、2階に養護老人ホーム30床とし、現明和園の同一敷地内で既存建物を一部解体しながら、その跡地に建て替えを行う計画としました。

建設地は高台に立地しており、本建物の食堂や多目的ホールからは、住み慣れた町並みや暑寒別岳の風景を眺められる配置計画としています。

施設内には家族や地域の人々が気楽に訪れやすく、入所者との語らいと交流の場となる交流コーナーやギャラリーを設けると共に、建物中央部の光庭にはウッドデッキテラスを設け、四季の移ろいや光と風の変化を五感で感じることができる潤い豊かな空間づくりを目指しました。