新篠津村の旧施設（克雪管理センター）からの建替えによる地区集会施設です。

施設は市街地より５ｋｍほど離れた田園地域内に立地しており、冬の「雪風対策」を重点課題として設計を進めました。建物は冬の風向きを考慮した風除室の配置計画とし、入口部分に吹き溜まりができないように配慮しました。また、玄関スロープも建物内に取り込むと共に、屋上部分には雪庇防止フェンスを設置することにより、除雪作業等の軽減を図りました。

施設内部はユニバーサルデザインを基調とした誰にでも安全で使いやすい空間とすると共に、災害時の避難施設等としての利用も考慮し、ホールやトイレも自然採光を確保し、隣接する地区体育館や保育所とも既設渡り廊下を通って、建物内で行き来できるようにしています。